萩往還の宿場町・佐々並にたたずむ和風の宿
「はやし屋」

旅館 とうふ料理 とうふ作り体験

萩往還の宿場町・佐々並

山々に囲まれてひときわ静かな旭村(現・萩市)佐々並。都会にはない山里の風情の中にたたずむ和風の宿「はやし屋」。
江戸後期から旅館としての歴史を紡ぎ、現在の建物は明治期に建てられました。
この建物は、文化庁より 【重要伝統的建造物】 に指定されており、その価値ある歴史と趣を今に伝えています。

はやし屋の目の前を通るのは、かつて参勤交代の道として使われた「萩往還」。
江戸時代、萩藩の藩士たちが行き交い、歴史の足音が刻まれたこの道を歩けば、当時の情景が目に浮かぶようです。

江戸期以来、この地に居を構え、「林家」と号し旅館を営んで今日に至ります。幕末には維新の志士たちが宿泊したとも言われ、歴史好きの方にも楽しんでいただいてます。

夫婦二人で営む小さな宿ですので、豪華なおもてなしはできませんが、気取らない温かさと、この地ならではの歴史を味わっていただけることが私たちの喜びです。
どうぞ、特別なひとときを「はやし屋」でお過ごしください。

伊藤博文も愛した
200年続く伝統の味「ささなみ豆腐」

ささなみ豆腐は、江戸期以来、この地に居住した土山家が安政5年から製造を始めたとされています。水に12〜18時間浸した大豆をミキサーで潰した後、さらしの袋に移して豆乳をとる「生搾り」が特徴で、佐々並の美味しい地下水を使用して作られる豆腐は、舌触りが良く、食感の良さが評判です。

四代目の亀太郎が作った豆腐は伊藤博文のお気に入りで、東京に来て作るよう懇願されましたが、地域の名物を守るために断ったと伝えられています。

2017年に製造が中止となりましたが、はやし屋旅館が製法を受け継ぎ、お客様に伝統の味を提供しています。

今ではなかなか食べることができなくなっている「ささなみ豆腐」を、ぜひ一度お召し上がりください。

萩往還・旭村昔話

萩往還は、山口県萩市から防府市を結ぶ約53kmの古道で、江戸時代に参勤交代や物資の輸送に使われました。
佐々並地域はその途中にあり、宿場町として栄え、当時の町並みや茶屋跡が保存されています。

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