萩市の老舗旅館・佐々並豆腐のお食事処

ささなみ豆腐について

  • HOME »
  • ささなみ豆腐について
新商品が開発されました

 

「佐々並豆腐」の歴史
 昔ながらの手作りの味で、県内外に広く知られている「佐々並豆腐」は、土山隆幸さん(7代目)方で作られている。創業は、1800年頃と伝えられている。往還の宿場町として佐々並の宿の「土地の味」として作り始められ、2代目おぬいさんの時代に、その舌ざわり、かたさ加減などの良さで、すっかり名物となり、「おぬい豆腐」と呼ばれて親しまれるようになった。
4代目亀太郎さんが、更に味覚に工夫をこらし「亀太郎豆腐」と呼ばれるようにした。この亀太郎豆腐を伊藤博文公が、大変気に入って、首相時代に再三東京に出てくるように誘ったが、亀太郎さんは、「土地の名物豆腐がなくなる」といって断った話は有名である。
先祖代々受け継がれた伝統の味について土山さんは「豆腐作りは、一夜水につけた大豆をすりつぶして豆乳を絞り出して、釜で4.50分につめる。このあと、水とにがりを加えてタンパク質をかためる”よせ”(塩析(えんせき))という工程に入るが、にがりの量、温度加減で全く味がかわるほどで、ここに佐々並豆腐の極意がある。」といわれる。
後継者問題で、一度はこの伝統の味も終わりになるかと惜しまれたが、7代目隆幸さんは、大阪の大手チェーンメーカーの課長の座をふりきり、一年発起して後をつがれた。わたしたちがなにげなく食べている豆腐だが、200年の間、多くの苦難を乗り越えて、今日まで堂々と豆腐作りに励まれる土山家の人々のご苦労を忘れてはならない。

江戸末期(安政)から続く生しぼり方法は全国でもここだけです。

お気軽にお問い合わせください TEL 0838-56-0007 9:00~20:00